癒しとは
2007.11.26 |Category …レイキ
連休明けで、やっとほっと一息の加藤です
今日は、以前書いた「鏡の法則」の続きを書いてみようかなと思います。
「鏡の法則」では、“自分の現実は、自分のこころの反映”というお話を書きましたが、
実はもう一つ、さらに深~い、私が感銘を受けた話があります。
これは昨年、ブログなどでも広まっていたようですが、
簡単にご紹介してみますね。
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ハワイに、イハレアカラ・ヒュー・レン博士というセラピストがいました。
彼は、ハワイのホ・オポノポノという癒しのプロセスを使って、
触法精神障害者(刑法罰に問われたものの、精神障害を理由に不起訴、減刑、
あるいは無罪となった人のこと)が収容されている病棟で、
一度も患者を直接診ることなしに、その病棟にいる全ての患者を癒しました。
彼は、患者一人ひとりのカルテを見ながら、
「自分が経験する全ては、自分の人生の中にあるのだから、
それら全てが自分の責任なのだ」と、
自分がどのようにしてその人の病気を創りだしたのかを理解するために、
“自分の内側”を見ました。
「私は彼らを創りだした自分の中の部分(パート)を癒していただけです」
というレン博士が、患者を癒すために具体的にしたことは、
自分の内側のその部分に、
「I'm sorry(ごめんなさい)」と「I love you(愛しています)」を
何度も言い続けただけなのだそうです。
彼が自分自身に働きかけるにつれて、患者に癒しが起きはじめ、
手足を縛られ退院していく見込みがなかった人たちが退院していくようなりました。
そして、不思議なことに、
危険な環境下で欠勤や退職が多かった職員たちも仕事を楽しむようになり、
現在、その病棟は閉鎖されています。
レン博士にとっての癒し、 そしてホ・オポノポノにおける癒しとは、
あなた自身を愛すること。
あなたがあなたの人生の中のどんなものでも改善したいのなら、
見るべき場所はただひとつ、あなたの中である、ということです。
あなたが自分の人生を改善したければ、自分自身を癒さなければならない。
もしあなたが誰かを癒したければ、あなたはそれを自分自身を癒すことによって行うのです。
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というお話です。
「自分の現実に対する責任は自分にある」ということは普段理解していても、
他者の言動さえも自分の責任というのは、なかなか受け入れ難いことですよね。
でも、人生が自分の創造物であるとすれば、
見たこと、聞いたこと、それ以外のどんな方法でも自分が人生で体験すること全てが、
自分が創り出したもの。
そう考えると、実は自分の内側と外側との境界線は無く、
自分の世界で出会う人・状況の全てが、自分の内側でしかない、ということになります。
とすると、「自分の世界にその人を創り出した“自分の部分”を癒す」というのは、
まさに全てのものへの癒しですよね。
私達は、誰かに愛や癒しを送ることには一生懸命になりがちですが、
自分自身に出来ているかというと、これがなかなか難しい。
“現実は自分のこころの反映”ということを理解して内省するまではよいのですが、
「どこがいけないんだろう?」
「何が足りなかったんだろう?」
と、ともすれば自分を責めていたりします(^^;
でも、改めて考えてみると、
確かに自分の世界の創造主である自分を責めても、全く意味がないことなんですよね。
そんな私も、まだまだ実践途中。
自分自身を愛する・・・と言うと、「エゴなんじゃないか」って思う方もいらしゃるようですが、
自分を愛し癒すことが出来ないのに、誰かを癒すことなんて出来ない。
私自身の体験からしても、これは真実だなって思います。
どんな自分でも、まるごと愛してあげる…。
一人ひとりがそう出来たとき、世界はどんなふうになるのでしょう。。。
そういえば、レイキでも、
「真のヒーリングとは、自分自身を癒すこと」という話が前提に出てきます。
いろんなところで少しずつ、その輪はもう広がってきているのかもしれません。